CREW Republic/クルー・リパブリック
ドイツビール界の革命児。
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約500年に渡り守られてきたドイツの「ビール純粋令」。それに全くと言っていいほど則っていない小さな醸造所が2011年にバイエルンに生まれました。その醸造所の名は「CREW Republic」。スイス生まれのマリオ・ハネル氏とバイエルン生まれのティム・シュニグラ氏の2人によって設立されました。醸造開始は2012年。

友人であり仕事仲間でもあるマリオとティムは、休暇をとっての世界旅行中、マリオは、アメリカ・コロラド州でビールを注文した際に、またティムは、オーストラリアでビールを試した際に、それぞれが衝撃を受けました。それはクラフトビールがビール業界を席巻する現在、「ドイツがビール王国だと思っていたのに、世界にはこんなビールがあるのか。ドイツにはこんなビールはない。」というものでした。帰国後、ドイツ伝統のビアスタイルではないビール造りを敢えて大手メーカーが圧倒的なシェアを占めるビールの都、ミュンヘンで勝負することを決意します。マリオとティムはビールに対する周囲の伝統的な見識にひるむことなく、細部に至るまで大きな情熱を持って独自のクラフトビールのレシピに取り組みました。 彼らが生み出した誠実で並外れた味わいのクラフトビールは瞬く間にミュンヘンの街を席巻し、特に若者からは絶大な人気を博し、バーではクルー・リパブリックのビールを飲む人で溢れかえりました。また歴史が浅いのにも関わらず国際的な品評会で100以上の賞を受賞。さらに2020年にはベストセラーのドランクン・セイラーがワールド・ビア・アワードで世界最高のIPAに選ばれ、絶対的な地位を確立しました。

ブランドロゴの中央にシンボルとしてホップを記していますが、ホップがもたらす全ての表現と欲望や感情を爆発的なフレーバーに変えるその力に対するリスペクトを示しています。また彼らはアメリカのビアスタイルをリスペクトしていますが、決して真似をしているわけではありません。彼らのラインナップには共通して「モルトの大切さ」を感じさせるものがあり、あくまでも真髄はジャーマン・ビアです。まさにビール界の「ネオ・ジャーマン」といえます。

世界のベストIPAに選出!!! 醸造所一押しの看板ビール
ミュンヘンの若者から多くの支持を受けるこのIPAは、ホップ由来の苦みだけを追求せず、豊かなモルトの風味も絶大。わずかにスパイシーさが感じられるシトラスの爽やかなアロマ。風味が豊かでしっかりとしたボディ。 余韻にはホップの爽やかな香り。苦味やモルトの風味も前面に感じられるが、あとを引かない爽やかさが印象的なバランスの取れた味わいのドイツ産IPA。■IBU:58